集中力が戻る「触らない6時間」ヨガで作るデジタルデトックス習慣
デジタルデトックスと、目の前の人と向き合うということ
いまの私たちの生活のそばには、いつもスマートフォンがあります。
通勤中も、家にいるときも、寝る前も、ふと気づくと手の中にある。
それは、情報を扱う時代に生きる私たちにとって、自然なことかもしれません。
仕事で必要な連絡があり、調べたいことがあり、
何かと頼れる、頼もしい相棒でもあります。
それ自体が悪いわけではありません。
むしろ、私たちはスマホの恩恵を大きく受けて生きています。
けれど、だからこそ「手放す時間」を意識的に作ることは、とても大切だと思うのです。
あなたは、どれくらいの時間を“触らない時間”として過ごすことができているでしょうか。
「触らないでいられる時間」と問われると、答えるのが難しい人も多いかもしれません。
それだけ、身体とスマホの距離が近い状態が、日常になっているということです。
ヨガのレッスンは、まさに“完全なデジタルデトックス”の時間です。
私がおすすめしたいのは、もし可能なら「レッスンを続けて2本受ける」こと。
(宣伝しているわけではないんですが(^_^;))
それだけで、3時間ほど、スマホに一切触れない時間が生まれます。
ただそれだけのことが、脳にに大きな静けさをもたらすのです。
私自身の例で言えば、
支度をしてスタジオに向かい、レッスンを2本行い、
帰りにスーパーでゆっくり吟味して食材を買って帰宅する。
この一連の流れの中で、ほぼ6時間、スマホを触らずに過ごしています。
クラスで音楽を流すために画面を開いたり、LINEを一瞬確認することはありますが、
それは本当に数秒ほどのことで、操作らしい操作はほとんどしていません。
この「触らない時間」が、私のメンタルにとても良い影響を与えていると感じています。
新しい情報を入れない。
誰かの言葉にも、何かの刺激にも触れない。
ただ“いま、目の前にある体験”だけに意識が向かっている状態。
それは、思った以上に心を澄み渡らせてくれます。
そして、この「いまここにいる」感覚は、
私にとってヨガを伝えている時間そのものと重なります。
私は、デジタルデトックスをして、
いま目の前にいる生徒さんとただ向き合う時間が、とても好きです。
ヨガに誠実であること。
そして、“目の前の人”に誠実であること。
そこに、私がヨガを続けてきた原点があるように思うのです。
誰かと比較する必要もなく、
評価や反応に気持ちが揺れ動くこともなく、
ただ、その瞬間に同じ呼吸をしている人とつながっていく。
その時間を、私はとても幸せだと感じます。
そして、こうして向き合うことができる環境があること。
レッスンに来てくださる生徒さんがいてくださること。
心の距離が近づいていくあの感覚を、いまも続けていられること。
それは、当たり前のことではなく、
日々、深く感謝したいことです。
ヨガは、ポーズをすることだけではなく、
自分に戻っていくための時間です。
そして、スマホを手放すことは、
その「自分に戻る」ための入り口のひとつだと思います。
今日も、こうしてヨガを伝えながら、
同時に私自身が満たされている。
なんて幸せなことなんだろうと、胸あつ。なのです。
来てくださる皆さんへ。
この空間にいてくださること。
日々の時間を分かち合ってくださること。
本当に、ありがとうございます。
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