姿勢が崩れる原因は「骨盤」じゃなくて「太ももの骨」がどうなっているか?
(スウェウィバックの記事の続きです)
ヨガやトレーニングをしているとき、よく「骨盤を立てましょう」「腰を丸めないで」「お腹が落ちないように」と言われることがありますよね。でも、骨盤や背骨をいくら意識しても、なかなか姿勢が安定しない、いまいちよくわからない、となることが結構多いですね。
その理由、実は「太ももの骨=大腿骨の向き」にあるかもしれません。
🔶 姿勢と大腿骨の回旋の関係を知っていますか?
大腿骨には「内旋(内に回る)」「外旋(外に回る)」という動きがあります。
この大腿骨のわずかな回旋が、骨盤の傾きや腰の反り方/丸まり方に大きな影響を与えるのです。
🔍 姿勢別に見てみましょう:3ポーズ比較
① 中腰の姿勢(スクワットなど)
大腿骨を内旋すると:骨盤が後傾しやすく、腰が丸くなる
→ 背中が崩れ、力が入りにくくなる
外旋すると:骨盤が自然と立ちやすくなり、腰も安定
→ スッと背筋が伸びる感覚が生まれる
👉 よくあるパターン:「スクワットで腰が落ちる、下がる」人は、太ももが内旋して骨盤が倒れているかも!
② 四つ這いの姿勢
大腿骨を内旋すると:骨盤が前傾しやすく、腰が反る
→ アップキャットのような形になりやすい
外旋すると:骨盤が後傾方向に入り、腰が丸まりやすくなる
→ キャットポーズに入りやすい状態
👉 同じ「大腿骨内旋」でも、中腰とは真逆の反応になるのがポイント!
③ あぐらの姿勢(坐位)
大腿骨を内旋すると:膝が内に入りやすく、坐骨が浮いて骨盤が後傾、腰が丸くなる
→ 姿勢が崩れ、背中が丸まりがち
外旋すると:膝が外に開き、坐骨がしっかり床に付き、骨盤が起きて腰が立ちやすい
→ 自然に背すじが伸びて座りやすくなる
👉「骨盤が立たない」と感じる人は、実は大腿骨が内旋しているせいかもしれません。
プランクポーズで「お腹が落ちる」人も、実は大腿骨が内旋ぎみ
プランクでお腹が落ちたり、肩甲骨が浮いてしまう人は、
実は大腿骨が内旋して骨盤が前傾しすぎていることが多いです。
結果として腰が反り、お腹が抜けてしまうんです。
✅ 改善のヒント:
足を腰幅に開いて、太ももを軽く外旋させる意識で支えると、骨盤が安定し、お腹の引き上げがしやすくなります。
↓あなたもチェックしてみよう♪↓
❓ 姿勢が崩れる、腰が反る/丸まるなどの不安定感がある?
↓
どんな姿勢で感じる?
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| 中腰 | 四つ這い | あぐら | プランク |
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↓ ↓ ↓ ↓
【中腰】
膝が内向き(大腿骨内旋)→ 骨盤後傾 → 腰が丸くなる
【四つ這い】
膝が内側に入る(内旋)→ 骨盤前傾 → 腰が反る
【あぐら】
膝が内側に寄る → 坐骨が浮く → 腰が丸まる
【プランク】
大腿骨内旋 → 骨盤前傾 → 腰が反る、お腹が落ちる
✅ 骨盤の傾きを変える前に、「太ももの骨の向き」を変えてみよう
姿勢が崩れるとき、「骨盤が立たない」と思いがちですが、
実はその土台である大腿骨の回旋角度が原因のことも多いのです。
小さな動きが、大きな変化につながります。
次にヨガのポーズやエクササイズをするとき、ほんの少し太ももを外にくるっと回す意識を試してみてください。
きっと、骨盤がスッと起きて、腰が楽になるのを感じられるはずです。
私のクラスでは、これらを体系的にアドバイスさせていただいています。
(うるさく、くどくならない程度にね^^;)
楽しく動くためには、身体を安全に扱える知識がどうしても必要です。
でもシンプルな知識で十分です。難しく考えないでね
ヨガに慣れてきたら、時々私のアドバイスにも耳を開いてみてくださいね♪
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