誰かが今日を生きている、その風景が好きです
朝、車を運転しているときに、ふと心があたたかくなる瞬間があります。
ベビーカーを押して歩く人、自転車に乗って急いでいる人、すれ違う車。
みんなそれぞれの目的地に向かって進んでいる──
そんな風景を見ているのが、私はとても好きなんです。
誰かの「今日」が始まっている。
そんな活動的なエネルギーを感じると、胸が温かくなるんです。
どこかへ向かう背中のひとつひとつに、どの人にもそれぞれの「今日」があって、
「これから向かう場所」がある。
当たり前のようでいて尊い光景。
きっと私は、日常のなかにあるささやかな流れや、目立たないけれど確かな営みに、心が動くんだと思います。
それを感じることができる朝の運転時間は、私にとってとても気持ちのいい時間。
ただ車を走らせながら、道ゆく人たちを眺めるだけだけれど、幸せを感じます。
今日もまた、それぞれのペースで、それぞれの道を。
誰かの一日が始まっていることの愛おしさを、私は今朝も感じながら車を走らせています。
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