体調を崩したとき、自分を責めないで
人生には、何度か訪れる「頑張りどき」があります。
何かを成し遂げたい、何かに取り組みたいという気持ちが高まる時。
あるいは、頑張らざるを得ない状況に立たされて、前に進むしかない時。
そんなとき、私たちは少し無理をしてでも力をふり絞って走り抜こうとします。
それは自然なことですし、そうしなければ乗り越えられないこともあります。
そして、全力で走ったあとは、どうしても疲れが出たり、体調を崩したりすることがあります。
でもそれは、あなたが情熱を持って、あるいは責任を持って、まっすぐにその時を生きた証。
「やり切った」という経験が、たとえ体を消耗させたとしても、心には確かなものを残しているはずです。
だから、体調を崩してしまったとしても、どうか自分を責めないで欲しいのです。
それは怠けたからでも、弱いからでもありません。
むしろ、精一杯頑張ったからこその、当然の結果ではないでしょうか。
どんなに健康に気をつけていても、どんなに心を整えていても、崩れるときはあります。
私も気をつけていても体調を崩すときはもちろんありますよ。
それは「ダメな自分」ではなく、「人として自然な反応」。
生活がままならなくなると、焦ったり、不安になったりして、つい自分に厳しくなってしまいがちです。
でもそんなときこそ、自分に優しくしてあげてください。
「よくがんばってたんだね」
「ちゃんと休んでいいよ」
そんなふうに、自分に声をかけてあげてね。
回復には時間がかかるかもしれません。
でも、その時間があなたにとって、自分をもっと深く理解し、大切にするきっかけになるかもしれません。
そして、もしできるなら――
体のケアや身心の健康について語れるようなコミュニティに属することも、とてもおすすめです。
同じような思いを分かち合える仲間がいるだけで、心はぐっと軽くなるものです。
どうか、頑張りきったその先で、あたたかいケアの時間を、自分に贈ってあげてね。
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