ヨガ中にあくびが出るのはいいサイン?
~心と神経がゆるんでいる証拠です~
今日は、ヨガのレッスン中に聞かれるこんな質問について、お話ししたいと思います。
「ヨガ中にあくびが止まらないんですが、変でしょうか?」
いいえ、まったく変ではありません。
むしろ、それはとても良いサインなのです。
◆ あくびは“リラックス”のサイン
ヨガの時間にあくびが出るのは、あなたの心と体が「安心モード」に入った証拠。
自律神経のうちの副交感神経が優位になってきたサインです。
私たちは日々の生活の中で、知らず知らずのうちに緊張やストレスを溜め込んでいます。
それがヨガで呼吸が深まり、筋肉の力みが抜けていくと、
身体が「あ、今ならゆるんでいいんだ」と判断して、自然にあくびが出るのです。
◆ あくびは脳のクールダウン
さらに最近の研究では、あくびには「脳をクールダウンする働き」があるとも言われています。
集中していたり、頭が疲れていたときほどあくびが出やすくなるのもこのためです。
ヨガのゆったりした動きや呼吸法は、神経の過活動を静め、
「考える」モードから「感じる」モードへと自然にシフトしていきます。
だからこそ、あくびが出るのは、頭が静かになってきた証拠でもあるのです。
◆ 息が深まると、あくびが出やすくなる
呼吸とあくびは深く関係しています。
ヨガのレッスンでは、意識的に呼吸を深めていくので、
肺の奥まで酸素が行き届くようになります。
このときに、無意識のうちに「ふぁ〜」っと大きなあくびが出ることがあります。
これは肺や横隔膜、あごの筋肉がゆるみ、
体全体がリセットされるような瞬間。
とても自然で健やかな反応なんです。
◆ 恥ずかしがらなくて大丈夫♡
「人前であくびするのは失礼かな」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
でもヨガの時間は、あなたの内側をケアする時間。
あくびが出たら、どうぞそのまま大きくあくびをしてください。
それは、体が整っていっているサインですから。
◆ あくびも“気”の流れのひとつ
東洋医学では、あくびもまた「気(エネルギー)」の流れが整い始めたときに起こるとされます。
ヨガで滞っていた気や血のめぐりが良くなり、
体がスムーズに巡り始めたとき、あくびが出ることも多いのです。
だから、あくびは「いま、体がゆるんできてるよ」「いい方向に変わってきてるよ」という合図。
次にあくびが出たときは、どうぞ自分にこう言ってあげてください。
「ああ、私の神経、ちゃんとゆるんでるんだな」
「がんばってる体に、ちゃんと優しくしてあげられてるんだな」
だから、私はヨガレッスン中のあくびに出会えると、本当に嬉しくなっちゃいます♪
0コメント