腰は支え担当。動きすぎないほうがいい場所
ヨガの練習中や、練習の後に腰が痛くなることはありませんか?
それは、腰を大きく動かしすぎている証拠かもしれません。
本来、日常生活やヨガで大きく動かすべき場所は、腰ではなく 胸椎(胸の背骨)や股関節 です。
腰が痛くなっているということは、腰が“支え担当”なのに、無理に“動き担当”をさせてしまっている証拠とも言えます。
腰(腰椎)は可動域が少ない
背骨の中でも腰椎は、前後への動き(前屈・後屈)はある程度できますが、ひねり(回旋)や横倒し(側屈)はごくわずかしか動けません。
なぜなら、腰椎は大きく分厚い骨でできていて、体を安定させるために設計されているからです。
だからこそ「腰を動かそう」と頑張ると、腰痛や椎間板のトラブルにつながりやすいのです。
動かすべきは胸椎と股関節
胸椎(胸の背骨) … 回旋や胸を広げる動きが得意
股関節 … 大きく曲げ伸ばし・外に開くなどの自由度が高い
この2つのエリアをしっかり動かすことで、腰の負担を減らすことができます。
ヨガで取り入れたいポーズ
キャット&カウ(胸椎をしなやかに動かす)
ハッピーベイビー(股関節を開く)
ローランジ(股関節の前を伸ばす)
座位のねじり(胸からひねる)
仰向けのねじり(リラックスしながら背骨を回旋)
腰は「たくさん動かす場所」ではなく「安定させる場所」。
ヨガの練習でも、胸椎や股関節を意識して動かすことで、腰を守りながらしなやかな体づくりができます。
今日の練習でも、「胸と股関節を動かす」を合言葉にしてみましょう✨
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