規範が強いと人生がハードモードになる
~それは外の世界が厳しいんじゃなくて、
自分が自分に課している“見えないルール”が多すぎるから。~
規範とは
判断の基準やルール、道徳的な価値観などのこと
以下はある生徒様のお悩みにお寄り添って
実際にお答えした内容です♡
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■なぜ規範が強いと人生がハードになるのか?
1.「ちゃんとしなきゃ」が止まらないから
• 人に迷惑かけちゃいけない
• 怒っちゃいけない
• サボっちゃいけない
→ 結果、心も体も常に緊張状態。休んでも罪悪感、楽しんでも不安。
2.人にも厳しくなってしまう
• 無意識に「そのやり方おかしくない?」と他人をジャッジ。
→ 人間関係がギクシャクしやすく、孤独感も生まれやすい。
3.喜びより「義務」が先にくる
• 「〜したい」より「〜しなければ」ばかり。
→ 自分の本音や感覚がだんだん麻痺して、生きる実感が薄れていく。
4.失敗=悪、ミス=自己否定
• 自分に優しくできないと、挑戦することすら怖くなる。
→ 成長の機会を自分でつぶしてしまう。
あなたはどう?
「規範が強い自分」に気づくためのチェックポイント
1. 「○○すべき」「○○であるべき」という言葉がよく頭に浮かぶ
• 例:「大人なんだから我慢すべき」「母親なんだから家をきれいに保つべき」
• 無意識に“ねばならない”思考が繰り返されている場合、規範が強く働いています。
2. 人の行動にイライラしやすい/許せないと感じることが多い
• 例:「あんな挨拶もできない人なんて」「どうして時間を守れないの?」
• 相手の行動が自分の“当たり前のルール”と違うと強く反応する=自分の規範に気づくチャンス。
3. 失敗したとき、自分を強く責める
• 例:「ちゃんとやらなきゃいけなかったのに」「私はだらしない」
• 規範が強い人は、自分の基準に達していない自分を責める傾向があります。
4. 「正しさ」や「ちゃんとしているか」を重視しがち
• 自由や柔軟さより、「秩序」「清潔さ」「礼儀」「ルール」などを大事にしているとき。
• それが悪いわけではなく、「自分がそのルールに縛られて苦しくなっていないか」がポイント。
5. 人からの評価を気にする
• 他人に「ちゃんとしている人と思われたい」と強く願うとき、それは“内なる規範”に従っている証拠。
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「気づく」ためにやってみたいこと
● 自分の中にある「ねばならない」リストを紙に書き出す
たとえば、
• 朝は○時に起きなきゃ
• 人には優しくすべき
• 遅刻は絶対NG
など、自分が信じている“当たり前”を書き出してみましょう。
→ その中で「それ、本当に必要?」
「そのルール、誰が決めたの?」と自分に聞いてみる
→ 親?先生?過去の自分? そろそろ卒業してもいいもの、たくさんあるかも。
気づいたあとのステップ
• 「あ、自分はすごく頑張ってたんだな」と労う
• 「そのルールがあったから、私は真面目にやってこれた」→ だからこそ感謝して、少しずつ緩めていく
だって規範の強さは「守りたかった」気持ちの裏返しでもあったのだから。
• 誰かに迷惑かけたくなかった
• 誰かをがっかりさせたくなかった
• 自分を大切にしたかった
→ 規範の奥には、実は優しさや愛があることも多いんよ。こじれちゃったけどね。
ヨガの視点から
• 規範が強い状態は「コントロール欲」や「完璧主義」「自我」の表れとも言えます。
• ヨガでは、「観察者になる(ヴィパッサナーのように、ただ気づく)」ことで、その執着を手放していきます。
• 呼吸法やアロマ(特にラベンダーやフランキンセンス)は、思考の執着をゆるめ、今ここに戻る手助けになるよ。
人生ハードモードから抜けるためには、まずこのように気づき、受け入れ、変化しながら「遊び」や「無駄」も意識的に入れてみること。
余白とゆるさが必要だよね。
ルールを守るあなたも素敵だけど、ルールをゆるめて笑えるあなたは
もっともっと魅力的だよ♡
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