まず緩める。そして育てる。 〜50代からの、しなやかで強い身体づくり〜


私のレッスンでは、「いらない力を力を抜きましょう」「力まず柔らかく体を使って」「脱力」などという言葉がよく出てきます。


だからといって、筋力を養うことやトレーニングそのものに対して、ネガティブなイメージを持っているわけではありません。


むしろ、年齢を重ねても自分の足で歩き、自分らしく人生を楽しんでいくためには、適切な筋力はとても大切だと思っています。


ただ、過緊張の状態のままトレーニングを重ねると、本来使いたい筋肉ではなく、いつも頑張りすぎている筋肉ばかりが働いてしまいます。


肩がすくんだり、首が固まったり、歯を食いしばったり、太ももに力が入りすぎる。

そうした「代償動作」が目立つようになり、結果として抜けない力をさらに強めてしまうことがあります。


さらに、過緊張があるまま身体を動かしていると、首や肩、腕、脚などの表面にある大きな筋肉、いわゆるアウターマッスルばかりが頑張るようになります。


もちろん、アウターマッスルも身体を動かすためには必要な筋肉です。

でも、ヨガで私が最も大切にしているのは、身体の深い部分で姿勢や安定性を支えてくれるインナーマッスル、つまり「体幹」の働きです。


過剰な力みがあると、この深層の筋肉たちが働きにくくなります。

せっかくトレーニングをしていても、いつも同じところばかりが疲れたり、首や肩が張ったり、腰に負担がかかったりしてしまうのです。


だから私は、まず「抜ける身体」を育てることを大切にしています。


緊張してはいけないのではありません。

力を入れてはいけないのでもありません。


必要なときにはしっかり力を発揮し、必要がなくなったらきちんと手放せること。その切り替えができることが、本当の意味でしなやかで強い身体だと思うのです。


一日の中で、たとえ一回でも二回でもいい。

意識して肩の力を抜く。顎の緊張をほどく。お腹をゆるめる。床に身体を預けてみる。


「ずっと頑張り続ける」のではなく、「頑張ることも、休むことも選べる」。


その自由を身体に取り戻していくことが、私が皆さんに伝えたい脱力の本当の意味です。


そして50代からは、何もしなければ筋力は少しずつ減っていきます。

年齢を重ねること自体は自然なことですが、「年齢だから仕方ない」と身体を使わなくなると、その変化はさらに加速してしまいます。


だからこそ、50代以降は意識的に筋肉を使う時間を持つことが大切です。

特別にハードな運動である必要はありません。

自分の身体に合った筋力トレーニングを継続していくことが、これからの人生の質を大きく左右します。


筋力が低下すると、疲れやすくなったり、姿勢を保ちにくくなったり、膝や腰への負担が増えたりします。

階段の上り下りや立ち上がる動作がおっくうになり、つまずきや転倒のリスクも高くなります。


また、基礎代謝が低下して太りやすくなったり、骨への刺激が減ることで骨密度の低下につながったり、骨盤底筋の働きが弱くなって尿もれなどの悩みが出てくることもあります。


筋肉は、ただ見た目のために鍛えるものではありません。

自分らしく生きるための土台です。


そして、多くの女性が本当に求めているのは、外側の筋肉を大きくすることではなく、疲れにくく、ブレにくく、軽やかに動ける身体ではないでしょうか。


身体の内側に一本、しなやかな軸が通っているような感覚。


それは、インナーマッスルや体幹が働いているからこそ生まれる安定感です。


だから私は、「力を抜くこと」と「筋力をつけること」は、どちらか一方ではなく、両方とも大切だと考えています。


まずは、必要のない力を手放せる身体をつくること。


緩めることで、自分の内側の感覚に気づけるようになる。

体幹という軸が働き始める。

そして、その上で必要な筋肉を少しずつ使い、育てていく。


力を抜ける身体だからこそ、必要なときに本当の力を発揮できる。


50代からの体づくりは、「頑張り続けること」ではなく、「力を入れることも、抜くことも自由に選べること」。
しなやかさと強さ。
その両方を育てながら、これから先の人生を軽やかに、自分らしく歩いていきたいですね♡

皆で楽しくやっていきましょう♪


Sun&Moon Yoga

松戸市のヨガ教室です ヨガ指導歴19年のインストラクターが一人ひとりに寄り添い丁寧に指導します。動きを楽しめるクラス構成で、初心者の方には、安心を。経験者の方にちょうどよい深まりをご提供します。多彩なプログラムをご用意しております。身体に痛みがある、不調がある方もどんどんご相談下さい。メディカルヨガ、ヨガセラピー、身体学の視点からアドバイス、調整させて頂きます。

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